SONAS IoT/DX Lab ソナス社員によるIoT・DXに関する
技術や事例解説ブログ

【傾斜計の新定番】UNISONet搭載の無線式傾斜監視システム

2024.02.13

ソナス製品紹介



ソナスのブログにお越しいただき、ありがとうございます。

今日は、弊社の製品ついて詳しくお話ししたいと思います。

ご紹介するのは、弊社独自の次世代マルチホップ無線UNISONetを搭載した傾斜監視システムです。


1.橋梁工事や掘削工事のモニタリング

傾斜監視
この傾斜監視システムは、安全管理、省人化、リアルタイムモニタリング、自動での計測・記録・監視など、さまざまな目的に使用することができ、橋梁工事、掘削工事、土留工事、立坑・推進工事、盛土工事 など、様々な場所で活躍いたします。

国土交通省が運用している新技術に係る情報のデータベースNETISにも登録されております。(NETIS登録番号:KT-230117-A)

このシステムは、UNISONet搭載により、数多くの特長や優位性があります。たとえば、UNISONetの省電力性によりセンサユニットは電池で約1年間駆動可能です。

計測範囲は、センサユニットやリレーユニットの中継機能により最大20kmに及びます。そして親機であるゲートウェイへのセンサ接続数は最大100台という優れた性能を持っています。

このシステムは、動態観測から土留や矢板の変位計測、橋桁やベントの傾斜監視まで、多岐にわたる用途で使えます。また、電波環境によりますが、ほとんどの現場では、AC100Vの電源が必要な親機を現場事務所に置いておけます。

センサユニットは電池で駆動するため、工事現場での電源が不要です。

なので、電源工事、ポータブル電源や発電機が不要です。発電機のための燃料も不要です。そのためCO2削減にも寄与します。それにより、設置コストや燃料代を削減することができます。

システムの使い始めも簡単です。機器はワイヤレスなので配線作業が不要で、機器を設置してスイッチを入れるだけです。

センサユニットは背面に磁石が付いているため、監視・計測したい対象に貼り付けるだけです。機器のスイッチを入れると、自動的にUNISONetによる無線ネットワークを構築し、自動で傾斜の計測・記録・監視が始まります。

2.かんたんにリアルタイムモニタリングが可能

傾斜監視
機器の電源を入れると、遠隔からリアルタイムモニタリングが可能です。クラウドから閾値設定も可能です。

閾値を超過した際には、登録したメールアドレスへメールが発報されます。これにより、今まで人力で行っていた計測・記録・監視の手間も省くことができます。

センサユニットは計測器としても優秀で、傾斜計測の分解能は0.001°です。計測周期は最短10秒で、1秒間隔で最長1時間の設定が可能です。もちろん計測周期もクラウドから設定可能です。

販売、レンタル、転レンタルが可能です。

見積やデモのご希望があれば、お気軽にお知らせください。また、チラシはこちらからご覧いただけます。

その他、傾斜計以外にも、ワイヤレスで設置簡単な漏水センサ、温湿度センサ、加速度センサなど、様々なセンサがありますので、ぜひご利用をご検討ください。

こちらのページでは、UNISONetを活用した取り組みの一部を紹介していますので、ぜひご覧ください。

私たちソナスは、次世代IoT無線UNISONetで、「未来の当たり前」を創り、社会の「礎を成す」存在を目指しています。今後もブログで情報を発信していきますので、引き続きよろしくお願いします。