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UNISONet無線通信モジュールのサンプル提供を開始します

2021.02.03

プレス


独自開発のIoT向け無線規格「UNISONet(ユニゾネット)」を提供する東大発ベンチャー・ソナス株式会社(代表取締役CEO 大原壮太郎)(以下、ソナス)は、UNISONetをIoT機器に組み込んで開発していただくための無線通信モジュールのサンプル提供を開始しました。量産及び正式販売の開始は今春を予定しており、土木・建築業界や製造業をはじめとしたあらゆる産業でご活用いただける無線通信として販売を拡大してまいります。

昨今大きな潮流となっているDX(デジタルトランスフォーメーション,デジタル技術による業務やビジネスの変革)では、センサなどによりモノの状態や位置をデジタルデータとして収集するIoT(Internet of Things,モノのインターネット)が重要な役割を果たすと考えられています。ところが、無線通信を利用したIoTの導入においては、ネットワークが安定しない、収集したデータに抜けがある、バッテリがすぐ切れるといった導入障壁がありました。

ソナスが独自に開発したIoT向け無線通信規格UNISONetは、「同時送信フラッディング」という革新的な転送方式を採用することにより、「安定」「省電力」「高速」「双方向低遅延」「データロスレス」「ネットワーク内時刻同期」「ネットワーク内多数収容」という従来の無線では難しかった機能を同時に実現することに成功したマルチホップ無線です。

これまでUNISONetは、センサと組み合わせてデバイス化した無線計測システムや、システムインテグレーションのサービスでご提供してまいりましたが、お客様からの「UNISONetを搭載した自社製品を展開したい」という声を受け、コマンドベースでの操作が可能な無線通信モジュールでの販売を開始する運びとなりました。

■ スペックと特徴
2.4GHz版と920MHz版の2つのラインナップをご用意しています。

《スペック》

《特徴》
・SAWフィルタ内蔵(920MHz版のみ) 
・UARTコマンドで操作可能 
・技適認証済み 
・各種用途向けの充実した機能
 (高信頼通信/高精度同期信号出力/汎用I/O制御/SPI/I2Cセンサ駆動)

■ 開発用基板
通信モジュールと同時にソフトウェアの試作開発に便利な基板2種も提供を開始します。
《開発ボード》
ユニット設計に必要なコネクタやインジケータを装備
《ブレイクアウトボード》
モジュールへのアクセスをピンヘッダで実行可能

その他、評価キットの貸し出しのご用意もございます。詳細はこちらをご参照ください。

□ 本件に関するお問合せ
    広報担当:武田
    TEL:03-3830-0170 Email:pr@sonas.co.jp