導入事例

みずほ東芝リース株式会社様

スマート街路灯による道路付属物点検業務のIoT化実証実験に採用

スマート街路灯を活用した街路灯など道路付属物の保守管理の簡略化を目指す実証実験において
通信速度とコストのバランスがよいLPWAとして採用いただきました。

01. 導入前の課題

街路灯の保守管理のIoT化にあたり、高信頼且つ低コストな通信規格が必要に

LEDスマート街路灯の展開を検討している東芝ライテック株式会社様、街路灯のIoT化による保守管理の簡略化を目指すみずほ東芝リース株式会社様は、将来的には街路灯や道路周辺に取り付けられた人感センサや照度センサなどの各種情報をオープンデータとして活用し、安心安全な街づくりを行っていくことを見据えています。
こうした目標の実現のため、共創型IoTプラットフォーム「ifLink」を軸とした、新しいユーザー体験を生み出す場である一般社団法人ifLinkオープンコミュニティを活かして実証実験を行うにあたり、各種センサデータの通信に適した高信頼且つ低コストの通信規格を探していました。

02. 選定の理由

LPWAの中でも優れた通信容量と低コストのバランスが評価

今回の実証実験に使用する振動センサや傾きセンサのデータを送る場合、大手通信キャリアではコストが高くなりすぎてしまう一方で、LPWAでは規格によっては容量を超えてしまう可能性がありました。その点、UNISONetはLPWAとしては大きな容量を送ることができ、コストも抑えられることや、ソナスのクラウド間API連携機能により、株式会社ソフトテックス様が担当したifLinkへのデータ連携機能構築も容易に行えることが評価されました。

加えて、等間隔に設置された街路灯を管理するにあたっては、マルチホップで多数のセンサを一つのネットワークに包括できる点や、将来更なるIoT化を進める際に、双方向通信可能で新たな要求にも応えられる余地がある点も採用にあたってのポイントになりました。

03. 導入の効果

比較的大きな振動だけでなく、微振動データも正確に取得

確実にデータが取れることを実証するため、故意に街路灯のポールを揺らしたり傾けたりした際の正確なデータがソナスのクラウドを通じて遠隔からも把握できたことに加え、車両通行等の微振動データも取得することができ、センサや通信の信頼性の高さが確認されました。今後は、取得した振動データ、傾斜データを活用した遠隔での保守点検方法の検討や、照度センサなどセンサ種類を増やしての実験/実装を検討してまいります。また、今回の実証実験同様、光アルファクス様の天候・環境変化に影響されにくい  屋外用電源ボックス「ALPHIoT POWER」をセンサ・無線通信用バッテリとして使用することにより、より長期での運用の可能性も探っていく方針です。