“どんな”仕組みなのか?

革新的なデータ転送技術「同時送信フラッディング」で
実現する省電力マルチホップ無線

マルチホップ無線とは

マルチホップ無線は、バケツリレーでデータを広範囲に伝達する通信技術です。
これまで省電力無線の中で主流であったスター型に存在した「通信速度」と「通信範囲」の
トレードオフを解消した、より適用範囲の広い無線として期待されています。

マルチホップ無線の課題

バケツリレーをおこなうための転送方式毎にデメリットが存在し、普及の妨げとなっています。

転送方式①
ルーティング型

事前に決定した伝送経路に従い転送をおこなうルーティング型

→ 電波環境の変動に弱い

転送方式②
フラッディング型

全台が転送をおこなうフラッディング型

→ 転送毎にトラフィックが増加し伝送効率が極端に落ちる

UNISONetを実現する技術

UNISONetは「同時送信フラッディング」という革新的な転送技術に
時分割でのスケジューリングを組み合わせることで様々な特長を実現しています。

同時送信フラッディング

電波をぶつけながら送信する常識破りな転送技術

同時送信フラッディングでは、複数端末が同時に転送することで電波干渉をわざと発生させます。
この際、「同一データ」を「同一タイミング」で転送すれば、合成波が受信可能であるという現象を利用しています。

01 データ送信スタート

データ発信元の端末は全端末に対しデータを送信。
(ブロードキャスト)

02 受信後即転送

受信した端末はデータを即転送。この際電波干渉が発生し合成波の振幅にうなりが発生するものの、周波数や位相には大きな影響がないため受信可能。

03 転送の繰り返し

複数端末が同一データを同一タイミングで転送することがポイント。各端末は受信するまで待機して、受信したら即転送。

04 データ到達

この動作の繰り返しにより目的地にデータを届けることが可能。

受信したら即転送するというシンプルな動作で、その時々に利用可能なリンクを
すべて使用しながらも、転送効率も高く保つ画期的なデータ転送が実現します。

時分割スケジューリング

一回の転送をスロットという数十ミリ秒の単位で管理し、状況に応じて発信元端末を割り振って通信したり送信データがない場合は全体をスリープさせるという動的なスケジューリングを行っています。
これにより汎用的なトラフィックに対応した、高機能かつ高性能な省電力マルチホップネットワークを実現しています。